アディショナルカード追加に伴い、大幅に強化されTeir1に君臨することが予想されるデッキがある。
そう「ラストワードネクロ」だ。
ラストワードネクロは、Resurgent Legends環境初期こそ環境トップになると注目されていたが、融合ネクロやカステルエルフの練度が上がった影響で現在は5,6番目の序列にいる。
当記事では、今後「ラストワードネクロ」が再びTier1に返り咲く可能性とその要因について解説したい。
メモ
長い考察記事なため、1から読むのが面倒な人は見出しから気になる箇所だけ読んでいただくことをオススメします。
ラストワードネクロとは?
ラストワードネクロは、闇色の童話・ダークアリスを中心にし戦うデッキ。バトル中破壊されたラストワードカードが10枚以上ならダークアリスのギミックが発動するため、「ラストワードを持つカード」や「ニュートラル・カード」をふんだんに採用している。イステンデッドによる盤面一斉除去も非常に強力。
ラストワードネクロがTier2の理由
ラスワネクロは非常に強力なデッキだが、現状環境トップであるバフドラゴンに対して4~6ターン目の動きが弱く、盤面を返すことが出来ない。
「魔炎の斬撃」を入れてはいるものの、処理がしきれないのだ。6ターン目にイステンデッドで間に合ったとしても、体力が削られすぎており、ジョーで終了なんてことも珍しくない。
また、カステルエルフ並びにマガチヨエルフなど、7ターン目にOTKを決めてくる相手に対して、同じく6ターン目以降やっと真価を発揮するものの、7ターン目で20点出しきれないラスワネクロは、微不利にも思える。
役不足なのは、どんな効果のカードか?
これらの理由から、ラストワードネクロには、
- 7ターン目に確実に20点以上決めきる力
- 4~6ターン目の処理能力
これらのカードが役不足と言える。では、補うカードが存在するのか?
蔓延る君主・ゼベットである。
ゼベットは、6ターン目で4体ラストワード能力を持つフォロワーを並べられるだけでなく、回復、相手リーダーにダメージ、フォロワー処理なんでもできるカードだ。6ターン目でラストワードカウントが4進むのも強い。
6ターン目にゼベットでは遅い?
6ターン目にゼベットでは遅い。そう思う人も少なくはないだろう。なにせエルフを筆頭に、融合ネクロ、ランプドラゴンなど、7ターン目に20点を出すのが安易なデッキが数多く存在するからだ。そこで活躍するカードがある。
クロノスだ。
クロノスの重要性
クロノスは進化時に相手のPPを下げる効果を持つため、相手のギミックが始まるのを先延ばしに出来る。つまり延命につながるのだ。このように相手よりも先にゼベットを出すことに集中する。7ターンでOTKする可能性が他のデッキに比べて弱いなら相手よりもPPで上回れればいい。つまり、コンバッションドミニオンもガンガン採用していいだろう。
ラストワードカウント4の偉大さ
クロノスにドミニオン、そんなことをしていたらラストワードカウントが進まないではないのか?そう思う人も多いだろう。
そこでゼベットが効いてくる。何せ進化含めるとカウントが4稼げるのだから、クロノスを使っていたとしても7ターン目には確実にギミックがスタートするのだ。
ゼベットはマガチヨでいうバビー枠
ゼベットはマガチヨエルフで採用されているバビー枠ともいえる。一見ギミックを無視しているように思えるが、実は遠回りに見えて近道。
邪食の甲虫を出せば、8点~16点出すことができるので、7ターン目に仕留めれる確率が上がるのだ。
最後に
現状すぐにこれらのギミックが噛み合い、環境を制すかは正直わからない。しかし今後確実にこのような構築に変化していくのは目に見えてわかっていただけるだろう。イステンデッドがローテ落ちしてからが勝負、ラストワードネクロの改革が始まるのかもしれない。